Past Event

This event was held on 2021.08.11 (Wed).

For more information about the event please go here

落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.5 《醸化する音楽会》

  • alarm Open 2021/08/11 (Wed) 18:20 JST
  • date_range 2021/08/11 (Wed) 19:00
  • grade Classic

開演時間

  • 2021年08月11日(水曜日)19時00分
 

開場時間

2021年08月11日(水曜日)18時20分

 

会場

サントリーホール

 

 

 

ステートメント(落合陽一)

醸化する音楽会
SOUND OF DIGITAL FERMENTATION

このプロジェクトを通じて,オーケストラの持つ質量について考え続けて早5回目となる.デジタルのもたらす新しい自然,それによる原始的な共感覚化,感覚の変換,音と光と身体性のシナスタジア.耳だけでない可能性をいつも最高のチームとともに探している.

本年度コロナ禍によってそれぞれの地域に分断された身体性のことを考えていた.分断によって気がついたもの.それは我々が土着の文化の中で継承されたDNAのようなものであり,それぞれの文化圏における土着の発酵性から生まれる新しい可能性である.

今我々の周囲にあるもの,そして今我々から距離があるものについて考えたい.東洋的美的感覚と西洋的美的感覚の対比構造,その中にある発酵の意味性の違いに目を向け,成長の限界を超えて,持続可能性との対話に入った今,かつて高度経済成長期にあった科学技術と人間性の調和の夢を反芻する.

電子的に記録された1964年の鐘の響きはこの時代にどう鳴り響くのだろうか5回目のオーケストラ,土着性・民藝性.この時代に醞醸し出される新しい自然の風景を,新しい感覚とともに切り拓き,深化して行きたい.

 


<「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」について>

コロナ禍を経て失われつつあった、私たちの五感体験。

落合陽一 × 日本フィルプロジェクトでは、「テクノロジーによってオーケストラを再構築する」というテーマのもと、2018年から過去4回にわたって音楽会を開催してきました。聴覚障害のある方も一緒に音楽を感じて楽しめる「耳で聴かない音楽会」などを通して、オーケストラの新たな魅力と価値を広げるとともに、聴覚と触覚や視覚などの分断を廃し、人間の五感の共感覚的な「身体性」を演出する数々の取り組みとも言えるものでした。

第5回目を迎える今年の音楽会は、《醸化する音楽会》と題し、コンセプトは「五感、解禁。」。

生のオーケストラを通じて五感を総動員させ、嗅覚味覚も取り混ぜながら、音楽と身体性を取り戻す、音楽会です。今こそ、「身体性の回復」を。皆様と共にこの時代に生まれる新しい風景を体感できることを楽しみにしています。

 

公式ツイッター

 

【落合陽一公式】「ポストコロナのクラシック音楽」 日本フィル 平井理事長 × 落合陽一 #未知への追憶 #14
https://youtu.be/PSF3T2Axi6c

 


これまでの歩み

 

落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.1《耳で聴かない音楽会》の公演ページはこちら
<公演ダイジェスト映像>

落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.2《変態する音楽会》の公演ページはこちら
<公演ダイジェスト映像>

落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.3《耳で聴かない音楽会2019》《交錯する音楽会》の公演ページはこちら
<公演ダイジェスト映像・耳で聴かない音楽会> <公演ダイジェスト映像・交錯する音楽会>

★第23回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 「『落合陽一×日本フィル VOL.3 (耳で聴かない音楽会2019/交錯する音楽会)』受賞作品展スペシャルバージョン 
https://www.online.j-mediaarts.jp/stream/sp2/

落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.4《双生する音楽会》の公演ページはこちら
<公演ダイジェスト映像>

 

 

出演者

演出・監修:落合陽一
指揮:海老原光
映像の奏者:WOW

 

落合陽一

海老原光
 

 

プログラム

黛敏郎:オリンピック・カンパノロジー MAYUZUMI Toshiro: Olympic Campanology
 1964年10月10日、開会式のために、日本の「鐘」の音を素材に作曲された電子音楽。制作はNHK電子音楽スタジオ(NHK Studio of Electronic Music)。東大寺、高野山、知恩院、輪王寺、妙心寺、方広寺・・「日本の響」が会場に、世界に響き渡った。

伊福部昭:土俗的三連画 IFUKUBE Akira: Triptyque Aborigène
 北海道・厚岸発。アイヌの人々、暮らし、風景、歌が芸術作品として昇華している。

和田薫:交響曲獺祭~磨migaki~》第2楽章“発酵” WADA Kaoru: DASSAI SYMPHONY MIGAKI Second movement - FERMENTATION -
 日本酒と人間が聴くための音楽。お酒に聴かせるための音楽を作り、演奏を聴かせながら醸造した日本酒を味わい、音と味覚のハーモニーを感じる。

J.シュトラウスⅡ世:シャンパン・ポルカ Johann STRAUSS II: Champagne Polka, op. 211  
 夏の避暑地の舞踏会のために作られた軽快なポルカ。シャンパンの開栓音がコミカルに描かれる。

バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 BARTOK Bela: Romanian Folk Dances Sz.56
 昆虫採集のように「民謡」を収集した、「民俗音楽学」の祖と言われる作曲家バルトーク。個性豊かなルーマニア各地の民謡をオーケストラで再現。

ペルト:カントゥスーベンジャミン・ブリテンへの哀悼歌 Arvo PÄRT: Cantus in memoriam Benjamin Britten
 「類まれな純粋さ」を持った作曲家ブリテンへのエレジーとして作曲。弦楽合奏にただ一つ加わる鐘の音が、この世界の「瞬」を切り取る。

ムソルグスキー(ラヴェル編) 組曲《展覧会の絵》より「バーバ・ヤガー~キエフの 大門」
 Modest MUSSORGSKY (arr. RAVEL): Baba Yaga & The Great Gate of Kiev, from Symphonic Suite “Pictures from an Exhibition”
 ムソルグスキーが親友の画家ハルトマンの絵から着想を得て作曲。「バーバ・ヤガー」 はロシアの魔女の名。「キエフの大門」ではロシア正教の鐘が高らかに響き渡り、オーケ ストラ全体が会場を彩る。

 

 

料金

・会場チケット(関連展示「落合陽一写真展」つき)

S席¥8,000 A席¥6,500

 

・クラウドファンディングREADYFOR 

「醸化する音楽会|8/11 五感、解禁。音楽と身体性をとり戻す。」

https://readyfor.jp/projects/vol5  6/8(火)12:00〜7/25(日)23:00

 *コンサートの支援はこちらから。チケット付きプラン、海外からの視聴可能な配信チケットプランもございます。

 

チケット販売

発売日: 2021年6月11日 (金) 11時00分
 

■主催・企画・制作

公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団

■助成      

文化庁「日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(イノベーション型プロジェクト)」

■協力 株式会社エモハウス、WOW.Inc、TBWA\HAKUHODO ほか

■協賛 旭酒造株式会社、セイビ堂株式会社、株式会社プリズム ほか

 


※未就学児の入場はご遠慮ください。

 

ご来場時の新型コロナウイルス感染症予防対策のお願い

share Pop-out